お正月に帰省した際(と云っても実家も同じ市内ですが…)、このアクリル樹脂で固められた昆虫の標本が実家の物置に何気なく放置されていたのを見つけました。恐らくは親戚の誰かがマレーシアに旅行に行った際に買ってきてくれたお土産かと思われます。
ヴンダーカンマー(驚異の部屋)や、ジェレミー・ブレット主演でお馴染み英国グラナダTVの『シャーロック・ホームズの冒険』などでは最早お馴染みの昆虫標本ですが、実際には湿度の高い日本の気候では気をつけていても虫が湧きやすいようで、中々飾る勇気が出ません。そこで、以前紹介したようなフェイクの昆虫標本や、今回紹介しているようなアクリル樹脂で固められたものならば、その点においては安心して飾ることができます。
さて、こちらの昆虫はセミであることは間違いなさそうですが、果たしてなんというセミなのか。とりわけ特徴的な外観でもないので詳しく調べる気にもなりませんけども、虫眼鏡で拡大して眺めていると、中々飽きなくて良いです。